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京都でエコ通勤ブーム 街中にも自転車のステーション(産経新聞)

 長引く不況の中、環境にも体にも優しい「エコ通勤」が見直されつつある。CO2の排出量を減らそうと、全国各地で自転車通勤を支援するイベントが開催される一方、京都では、昨年11月にエコ通勤者用に汗を流すシャワー施設などを備えた「ステーション」がオープン。このブーム、京都だけでなく全国で広がりそうだ。

 昨年9月、東京や神戸など全国7都市であった自転車通勤を支援するイベント。自転車店などの有志が朝の通勤時間帯に、駅や役所前などに設けられた給水ポイントで水を配った。

 イベントを企画したNPO法人「バイシクルエコロジージャパン」の山田浩幹事(57)は「今、自転車通勤は確実に増えている」と話す。同NPOでは、東京・原宿で午前8時半〜10時半の自転車の通行量の調査を定期的に行っている。平成19年は1日あたり800〜千台だったが、21年には1200〜1300台に増加。山田さんはその背景として、経済的理由を指摘する。「今は若者たちに仕事がないから、自転車で少しでも節約しようという人が多いのでは。しかも、都心部は自転車のほうが逆に早く目的地に着ける場合もある。エコはどちらかというと後付けですね」

 一方、京都市内のオフィス街には、自転車やランニングでのエコ通勤の増加を見越し、荷物を置くロッカーやシャワー室などを備えた「ECO通(つう)ステーション」が登場。賃貸物件の遊休資産などを社会的活動へ転用することで再生させるNPO法人「フリーダム」(中京区)が企画し、和食料理屋だった4階建てのテナントビルを手作りで改装した。

 京都は街の中心部に商業地が集積しており、市内在住者ならほとんどが、自転車やランニングでの通勤圏内。中心地に拠点があれば、自転車やランニングで汗を流しても、そこでシャワーを浴びてスーツに着替えて出勤することもできる。

 フリーダムの今居英和理事長(41)は、高校時代に自転車競技に打ち込んでいたが、就職してからはなかなか自転車に乗る機会がなかった。だが、数年前に受けた健康診断の結果が思わしくなく、再び自転車に乗るように。改めて自転車の気持ち良さを実感し、ステーションの設立を思いついたという。 

 今居さんは「自転車やランニング通勤のすがすがしさを味わってほしい。そして、結果として気負わずにエコの輪が広がれば」と話している。ステーションは、駐輪場代(シューズロッカー代込み)が1カ月1万500円。

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